温泉で癒されたい! 温泉を楽しむコツブログ♨

ちょっとした温泉知識でより温泉を楽しく効果的に

肩こりや腰痛に効くのはどんな温泉?泉質の種類や効能を知って温泉に行こう!

 

肩凝りに悩む女性

肩凝りになやまされる現代人は多い。

肩こりや腰痛は温泉に入ると治る?

パソコンやスマホを長時間見ることが多い現代人。肩こりに悩まされる人が増えています。また、ずっと座りっぱなしの状態で仕事やゲームをすることから腰痛に悩まされる人も最近では増えています。これらの症状を和らげるために温泉に入るのは効果的だといわれています。

肩こりや腰痛に効くといわれている温泉の泉質

温泉に入る女性

温泉に入ると血流がよくなり、緊張がほぐれます。

肩こりや腰痛はずっと同じ姿勢をしていることからくる体の筋肉のこわばりや、血の巡りが悪くなることから起こります。温泉に入り体を温めることで筋肉がほぐれ、血流がよくなることから肩凝りや腰痛の痛みが緩和されるといわれています。

温泉には10の泉質があり、さまざまな効能があります。ここではとくに肩こりや腰痛に効くといわれている温泉の泉質と温泉地をご紹介します。

 

肩こりや腰痛に効くといわれている泉質5選♨

放射能

放射能というとちょっと怖い感じがしますが、少量の放射線は細胞を活発化させ、人体に効能があるといわれています。放射能泉はラドンを含む泉質でラドン温泉と呼ばれています。万病に効くお湯といわれ、特にリュウマチや関節痛、痛風などに効果があります。

放射能泉を楽しめる温泉地

 

硫酸塩泉

お湯に硫酸が含まれている温泉の泉質で、神経の鎮静作用や血圧降下作用があります。炎症を抑えるので、捻挫や腰痛、椎間板ヘルニアなどの神経炎にも効果がある泉質と言われています。昔から「傷の湯」や「脳卒中の湯」などと呼ばれ湯治をする人が多くいました。

硫酸塩泉を楽しめる温泉地

 

硫黄泉

卵のようなにおいのある硫黄泉は血管を拡張させて血流をよくする効果が高いといわれています。そのため、腰痛や肩こりをほぐす効果が期待できます。硫黄泉はそのほかにも高血圧からくる動脈硬化や心臓疾患、脳卒中などを防ぐ効果も期待できます。

硫黄泉を楽しめる温泉地

 

二酸化炭素

二酸化炭素泉は、炭酸泉のこと。温泉地によっては炭酸泉と表示されていることがあります。二酸化炭素泉は血管を拡張させる作用があり、血流をよくし腰痛に効くといわれています。炭酸という名の通り、しゅわしゅわとした泡がつく湯ざわりが特徴。この炭酸を含んだお湯に入ると、血圧も下がるといわれています。それは二酸化炭素が肌から吸収され酸素を取り込もうという働きが体内で起こり、毛細血管が血流をよくしようと働くため血圧が下がるという仕組みです。このお湯は飲むと胃腸の働きもよくするので、飲用が可の温泉施設の場合はぜひ飲んでみることをおすすめします。

二酸化炭素泉を楽しめる温泉地

 

単純泉

日本の温泉の多くはこの単純泉です。無色透明で刺激が少なく子供からお年寄りまで身体の負担が少なく入れる泉質です。「神経痛の湯」とも呼ばれ、炎症を抑えてくれます。温泉も多くあるので、遠くまで足を運ばずとも日帰りで帰れる場所にもあるはず。とにかく温泉に入って腰痛や肩こりを和らげたい人にはおすすめです。

単純泉を楽しめる温泉地
  • 館山温泉(千葉県)
  • 秋月温泉(福岡県)
  • 嵐山温泉(京都府
  • 九頭竜温泉(福井県)など

 

ぎっくり腰のような急性の腰痛は温めてはダメ!

湿布薬

ぎっくり腰など急性の腰痛はまずお医者さんに!

ぎっくり腰などの突発的に発症した急性の腰痛は温めてはいけません。急な鋭い痛みは患部が炎症している可能性があり、温泉で温めると患部の炎症を促進させてしまう恐れがあるからです。もしも急性の痛みがあれば温熱効果のある温泉などは控え、医師に相談するのがいちばんです。急性の痛みではなくても、鋭い刺すような痛みがある場合はかならず病院に行って調べるようにしましょう。

 

温泉の入り方を知ってさらに効果を高めよう!

お水

温泉に入る前に一杯のお水を飲もう!

温泉は入浴の仕方によって、さらに効果的な働きを促すことができます。温泉は長湯をしすぎたり、体調が悪い時に入ると逆に体に負担をかけてしまうことがあります。湯あたりしないよう、以下のことに気を付けて温泉を楽しみましょう。その入浴の方法とはどんなものでしょうか。以下の7項目にまとめてみました。

 

  1. 入浴前に一杯のお水を飲む…温泉に入ると汗をかき、血液中の水分も奪われます。そうすると血液に粘り気が出てしまうことがあるので、水分をとることが大切です。ただしアルコールを飲みながら入ることはさけましょう。
  2. かならずかけ湯をする…入浴前にかけ湯をするのは温泉のマナーです。体をきれいにするという意味もありますが、体自体を温泉の熱いお湯に慣れさせてから入るという効果もあります。急に熱いお湯に入ると心臓がびっくりしてしまうことがあるからです。かけ湯をして体をきれいに、そして体に負担のないようにしてから温泉に入るようにしましょう。
  3. 一度入浴した後にもう一度体を洗う…実は一度温泉に入ってからのほうが、体の汚れは取れやすくなります。というのも皮膚がほぐれて毛穴なども開いているため老廃物を取りやすくなっているのです。しかし、汚れた体で温泉に入るのはマナー違反。かならずかけ湯や汚れを落としてから温泉に入るのは徹底しましょう。そして少し温まってからもう一度洗いなおすとさらにきれいになることができますよ。
  4. なるべく半身浴を心がける…お風呂に入るとき肩までつかりなさいと言われて育った人もいるかもしれません。しかしお風呂や温泉は急速に温まるのではなく、じっくりゆっくりと温まるほうが効果があります。半身浴をすることで少しずつ体を熱いお湯になじませることができ、またのぼせるのを防ぐこともできます。
  5. 時々休憩を入れる…温泉につかっているとついつい気持ちがよくて長湯をしてしまいがち。しかし長風呂をしすぎると体に負担をかけて悪い作用が働いてしまうこともあります。サウナなどもそうですが、時間を決めて10分入ったら5分椅子に座って休むなど繰り返すことが体に負担もかからず温泉の効果も上がります。
  6. 温泉から出たらなるべく洗い流さない…温泉から出た後、シャワーで上がり湯をしてしまいがちですが、せっかくの温泉の効果が流されてしまうのであまりおすすめできません。肌がピリピリするといった場合はシャワーで洗い流すことが必要ですが、そうでない場合はできれば温泉成分を洗い流さないよう、上がり湯も温泉ですることをおすすめします。
  7. 入浴後もきちんと水分補給を…入浴中はもちろん、入浴後も体内の水分が蒸発しています。きちんと水分をとって脱水症状にならないように気を付けましょう。湯上り後は吸収率が上がっていて、この時アルコールを飲むと回ってしまうことがあるので、なるべく水やスポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。

 

まとめ

温泉に入る女性

温泉の効能を感じよう!

いかがでしたか?温泉にはいろいろな泉質があって、自分の症状に合わせて入るのが効果的ということが分かったと思います。今回は肩こりや腰痛などに効く泉質の温泉を紹介しましたが、美肌になるものや貧血にきくなどといった温泉の効果もあります。

自分が今どこの調子が悪いのか、何を治したいのかといったことから温泉地を選ぶと、健康にもつながりより温泉を楽しむことができますよ。